スキンバンクやヘアドネーションって?

皆さんこんにちは!法政大学キャリアデザイン学部2年の佐藤未悠です。
滝島商店HPでは、週に1回「暮らしのお役立ち情報」をご紹介しています。
今回のお役立ち情報のテーマは、、、
「美容」!!!
日頃のヘアケア方法や髪に関わる社会的取り組みについての記事を
学生レポーターの佐藤がお送りします。

今回ご協力いただいたのは、
羽村市で「髪結い処 櫟(いちい)」という美容室を経営している
瀧島麻耶さんです。
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髪結い処 櫟 瀧島麻耶さんってどんな人?
羽村駅から徒歩4分の落ち着いた雰囲気の美容室である「髪結い処 櫟」を経営している瀧島麻耶さんは、美容師歴20年以上の経験を生かしたスタイリングや着付けだけでなく、寄付活動も積極的に行っています。
美容室では、シエラ・オーガニカなどのオーガニック商材を使用。
髪結い処 櫟HP
https://ichii-hair.com/
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今回は、瀧島さんが行われているスキンバンクやヘアドネーションといった寄付活動についてのインタビューを記事にさせていただきました。
興味のある方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
Q.スキンバンクとはどういったものですか?
A.お亡くなりになられた方からご提供いただいた皮膚を採取・保存・管理し、熱傷の患者さんのもとへお届けする機関です。
活動としては
1.病院や日本臓器移植ネットワークよりドナー情報を受信
2.コーディネーターが病院へ向かい家族へ皮膚の提供についての説明を行う。
3.ご家族の同意が得られたら承諾書を作成
4.摘出チームが病院へ向かい摘出手術を行う
5.ご提供いただいた皮膚を手術室で一時的に4℃で保存。
6.バンクへ持ち帰り保存作業を行う。凍結保存専用機械にてー8℃で凍結。保存タンクにてー196℃の液体窒素で保存する。
こういった流れで皮膚を保存し、患者さんへ届けるまで保管をしています。
その機関に売り上げの一部を寄付する形で協力しています。
Q.ヘアドネーションについても教えてください!
A.ヘアドネーションとはヘアが髪の毛、ドネーションが寄付といういみの単語からなってい
ます。髪を切って燃やすごみで捨ててしまえばただのゴミになってしまうものですが、切った毛髪を人毛ウィッグの原料に加工して、再利用することができるリデュースプロジェクトなんですよ。
櫟では訪問美容でもお世話になっているリビネットという団体に寄付しています。
リビネットでは31㎝以上の毛髪をウイッグ工場にウイッグ製造用の原毛・資材として寄与する代わりに、私どもが希望する小児用医療用ウィッグをオーダーメイドで製作していただいています。
Q.31㎝以上伸ばすのはかなり大変そうですね…やはり長くなければだめなのでしょうか?
A.寄付したいけれど31㎝伸ばすのが大変な方は30㎝以下でも大丈夫です。ウイッグの方には行きませんが違う場所に寄付します。
15㎝から30㎝の髪の毛の場合は人毛の髢(かもじ)付け毛、ヘアピースは、生産も危機的状況にある日本の伝統工芸、漆刷毛(うるしはけ)の資材へ寄与しております。伝統工芸も大切なものですので、是非短いからとあきらめずにご相談ください。
Q.ありがとうございました!最後に一言お願いします。
A.まだ日本スキンバンクネットワークを知らない方やヘアドネーションを実施している美容室が少ないように思います。これをきっかけに多くの方に知っていただければ嬉しいです。

【学生編集後記】
私自身、スキンバンクやヘアドネーションといった言葉に馴染みがなくよく知りませんでした。
特に髪の寄付というと、髪がとても長くなければいけないという印象があったため、
多少短くても日本の伝統工芸に役立てると知り、敷居を低く感じることが出来ました。
皆さんも機会があればぜひご協力をお願いします!
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「暮らしにまつわるお役立ち情報」を週1回配信していきます。
次回配信は10/30(金)、「お家でできるDIY」がテーマです。お楽しみに!
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最後までご覧いただきありがとうございました!
記事担当者
佐藤 未悠(さとう みゆ)
法政大学キャリアデザイン学部 2年生